席次って?
飲みの席に顔を出せる年になると、先生や先輩など、上下関係を気にすべき目上の方とのお付き合いが発生します。
ここで気にしたいのが、「席次」です。着席・立食に関わらず、どの席に案内するかという事にも気を回さなければなりません。フランクに「どこでもいい」という方もいらっしゃいますが、知っておいて損はありませんので、簡単にご説明しましょう。
まず最初に知っておくべきなのが、「上座(かみざ)」と「下座(しもざ)」です。
上座は身分の高い人が座るところ。入り口から最も遠い席であると覚えましょう。
下座はその反対で、入り口に近くなるにつれて下座となります。下座はもてなす側の席にあたり、飲食店で店員とのやり取りなどのこまごました気配りをする為のポジションと言えます。自分が一番下の場合は、一番入り口に近い場所に座りましょう。
※これは日本におけるマナーです。国内でも地域によって異なる場合があります。また、国によっても異なります。
次に押さえておきたいのが、「左上・右下(さじょう・うげ)」です。
日本の伝統礼法の一つで、「左を上位、右を下位」とされています。ここで注意しなければいけないのが「並ぶ当事者から見て左側を上位・高位とする」点です。向かい合わせになるため、正面から見ると左右が逆になります。
※西洋のマナーは日本と逆の「右上位」なので注意してください。
会場の作りによって席次は様々に変化します。席次を気にする人はとても重要な事なので、基礎として覚えておくとよいでしょう