OB・OG訪問
まず最初に、OB・OG(オービー・オージー)というのは和製英語です。
old boy・old girlの略で、その学校の卒業生のことを指します。
部活動や企業に所属していた人も「○○部OB」「株式会社●●OB」などと呼ばれることがありますが、就職活動においては、卒業生のことをそう呼んでいます。OBは男性、OGは女性に使いますが、女性を含めて“OB”とするところもあるようです。
つまり「OB・OG訪問」は、コンタクトを取って興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、仕事内容・社内の雰囲気などを知り、「業界・企業研究」に繋げるためのものです。
インターネットでの情報収集がしやすくなったとはいえ、会社の雰囲気や現場の声を聞くことはなかなかできないので、就職先を選択する手段の一つとして活用されています。
OB・OG訪問を行うにあたっては、所属ゼミや研究室、部活・サークルの先輩にあたってみるのが一般的です。
希望する企業に知り合いがいない場合は、学校の就職課(キャリアセンター)や指導教官に紹介を求めましょう。
次に、メールや電話などで訪問する先輩にコンタクトを取り、訪問日時を決めます。アポイントを取り付ける時は、気遣いやマナーを忘れないようにしましょう。
訪問をする際には、聞きたいことを事前にしっかりとまとめておくことが大切です。
訪問を受ける先輩は、基本的にはボランティアとして引き受けてくれています。
相手は忙しい時間を割いてくれる社会人だということを頭に置き、有意義な時間に出来るよう心がけましょう。
また、訪問を終えたら必ずお礼のメールを送るようにしましょう。
インターンシップ同様、必ずしもしなければいけないものではありません。
しかし、やらなければ得られないものもありますので、迷っている人はまず連絡先を聞くことから始めてみてはいかがでしょうか。