学生資格試験対策

最初の関門・SPI

 新卒採用の「適性検査」の定番として知られる、リクルートキャリア社のSPI
SPIとは、Synthetic(総合的な) Personality(個性・性格) Inventory(評価)の略で、
企業が就活生の能力を測る筆記試験として、現在は1万社以上が導入しているといわれています。
 
企業は、面接だけでは十分に分からない受験者の性格や能力を把握するために、このような試験
を行います。商品によって多少違いますが、この試験で分かるのは、内向的、外向的、積極的、
消極的 等の基本的な性格、どのような職種に適性があるか、頭の良さ(知能指数)などです。
 
この結果は
・面接で学生を理解するため
・入社後の配属先を決めるため
・入社後、その人を上司に理解してもらうため
の情報として活用されます。
 
 
 
 SPIの内容は大きく2つ。
1つは働く上で必要となる基礎的な能力を測る「能力検査」、もう1つは、応募者の人となりを
把握するための「性格検査」です。
 
 
 能力検査は、働く上で必要となる基礎的な能力を測る検査です。
 
具体的には、「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題を通して、「問われていることが何か
を正しく理解し、どういったプロセスで考えれば答えが出そうかを合理的に考え、効果的・効率的
に処理していく能力」を測ります。
 
言語分野では、言葉の意味や話の要旨を的確にとらえて理解できる力を測る問題が、非言語分野で
は、数的な処理や、論理的思考力を測る問題が出題されます。
※企業によっては、能力検査に英語の問題が出題される場合もあります。
 
 得点の高さというより、その企業が求める能力水準を満たしているかどうかという観点で見られ
ているようです(求める能力水準は、企業によって異なります)。
問題集も販売されていますので、事前に対策できるところはしておくのがベストでしょう。
 
 
 性格検査は、日ごろの行動や考え方などについての多角的な質問から、その人がどんな人なのか、
どのような仕事や組織に向いていそうかなど、人となりを把握するための検査です。
具体的には、物事や人、目標などに対する考え方などについての選択肢が提示され、自分がどちら
に当てはまるかを選択していきます。
取り繕うと矛盾が生じてしまう事もありますし、仮に希望する企業に入社できたとしても、入社後、
企業に合わず、苦労する可能性もあります。面接の際、人事担当者には「検査内容と違う」という
事はすぐにわかりますので、その点も注意すべきでしょう。
企業によって求める人材は異なりますし、一つの企業が1つのタイプの人材だけを必要としているわ
けでもありません。その年によって欲している人材も変動します。
自分の持ち味に合った仕事や企業に出会うために、正直に回答しましょう。
 
 
 リクナビのサイトでは、能力・性格検査の体験ができるようになっています。※要登録(無料)
試験対策の為にも、やっておくことをオススメします。

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